俳句のまち松山で、生徒さんが残してくれた作品を紹介します。 この特別投句イベントは、各学校ごとに実施しており、後日、大賞・佳作を選句し、道後商店街組合からみかん1箱またはみかんジュース等が贈呈されます。
生徒たちが残してくれた俳句(一部抜粋)
市内散策
- 蛇口からみかんジュースまぼろしか
- 衝撃だ坊っちゃん列車の方向転換
- 梅雨曇きしむ階段萬翠荘
- 石手寺で砂をさわって行った気に
道後
- 夏の宵内緒にしたい美肌の湯
- 神の湯でのぼせるまでもつかったぞ
- 冬の夜心が安らぐ道後の湯
- 心身に千のいやしの道後の湯
- 道後のゆ心も体もあついけん
- 時太鼓音をとどける南風
- 病む祖父の快気を願う玉の石
- 人力車色づく秋を二人占め
- 夜の道明るくにぎやか楽しいな
- からくり時計儚く終わる美しさ
- カラクリに漱石思う秋の風
- 道の後心に残る初夏の旅
松山城
- 松山の歴史溢るるお城かな
- 雄大な山にたたずむ松山城
- チリリンと風が遊んでる天守閣
- 夏の山床板きしむ天守閣
- キリギリス城の敷居をひょいと越え
- 冬将軍天守閣にいるのかな
- 石垣をのぼろうとする冬もみじ
松山の自然
- 蓮池や水面の紋に鳥の声
- 坊っちゃんのおもかげしのぶ虫の声
- はとはとはと空に飛び立つ雲の峰
- 松山や東京にはない美しさ
- 桜鳴くほととぎすさえ眠る時
- 鯉のぼり背後の森が滝のよう
- 春の空蜜柑かざして光に重ねる
歴史と文学
- 松山の歴史楽しむ初夏の夜
- 平成と明治をつなぐ汽笛かな
- 道後の湯歴史をつなげ癒してく
- 坊っちゃんの歩いた道を上書き
- 松山や子規をしのんで夕月夜
中島
- 初めてはみみずと格闘釣り体験
- みかん狩り楽しいひと時黄色い手
- 愛媛県みかん畑に笑顔さく
- 中島のみかんに似たる送る子ら
市外コース
- 砥部焼の絵付けで旅も飾るかな
- カヌーこぎ力を合わせた夏の川
美味しい食べ物
- おいしさや愛の詰まった魚介類
- 秋の昼鯛飯食べて無口なる
- みかんつぶ一粒一粒に笑み残す
- 食べすぎた思い出つまった腹の中
人との交流
- 愛媛での人の温かさ持ち帰る
- やさしさと明治の香り坊っちゃん列車
- 伊予かんの香りに負けぬあたたかさ
- 松山と愛知をつなぐ私たち
- 愛媛県次は岩手が恩返し
またお越しください!
- またこよう今度は二人で浴衣着て
- 年越しは道後温泉ホラ決まり